メーカー:TOYOTA
車種:ヴェルファイア
型式:GGH20W
グレード:
年式:
駆動方式:FF
【インプレッション】
MONO SPORT TOURING ★スタイリングについてのインプレッション TEIN STREET ADVANCEからの乗り換えです。 車高は前後5.0cmダウン→4.0cmダウンに変更です。前の車高調では1cmくらいダウンしたので、少し高めにセッティングしました。 以前の車高調はばね式だったため、全長式の車高調になって、可能車高調整範囲は随分と可動範囲が拡がりました。スキーに行くため、冬はプラス領域に上げたいので、この差はとても助かります。推奨車高調整範囲は、私の設定したい範囲なので、以前の車高調と変わらないです。
★街中での乗り心地についてのインプレッション 私の好みは硬めのセッティングです。また、子供が酔い易いため、硬めのセッティングでないと吐いてしまいます。ただ、この車高調は硬めにセッティングしては同乗者に厳しいかもしれません。 単筒式と複筒式の違いを随分と感じたと思います。 メリット:細かい路面の変化をリニアに拾ってくれるので、私のように感覚で路面の変化を拾う人は持って来いの車高調だと感じます。 デメリット:細かく振動を拾うので、減衰調を高めにセッティングしないと、同乗者はツラいかもしれません。 そのため、一人乗りと家族乗車ではセッティングを分けるべきと思います。分ける際に、EDFC ACTIVE PROが大活躍します。
★高速道路での乗り心地および安定感についてのインプレッション 高速道路でも、路面の変化を詳細に拾います。ここでも単筒式と複筒式の差を感じました。ただ、前の車高調同様、バネレートが硬い方ではないため、車速が上がるにつれて跳ねについては感じるようになります。そのため、減衰調を絞った設定が高速道路での走行には合っていると感じます。
★同乗者の方の乗り心地についての感想 妻の感想ですが、軟らかいセッティングにしている時の方が、前の車高調と同じ感覚で乗っているようでした。つまり、複筒式と単筒式の違いがあると推測します。 一般道路では軟らかく、高速道路とワインディングロードは硬めに、で乗り心地は問題ないようです。
★MONO SPORTはお友達にすすめられる車高調ですか? 同乗者が揺れを気にするのであれば、この車高調より複筒式の車高調を選んだ方が良いと思いました。 ただ、路面の変化をリニアに感じたかったり、コーナーリングを軽快に曲がりたかったりしたら、この車高調をお勧めしたいです!乗るとMONO SPORT TOURINGという名が体を表していると感じます。
EDFC ACTIVE PRO ★コントローラのサイズや取付場所へのフィット感について(配線取り回し位置の自由度など) この辺はEDFC ACTIVEと同様、特に変更がない感じで取り付け場所やフィット感には全く問題はありません。ただ、コントローラについては、EDFC ACTIVEと全く同サイズでやっているにもかかわらず、表示内容が増えているので、狭いところにドットを詰め過ぎている感も否めませんが、運転中でも表示を読み取れるレベルなので問題はないと思います。
★旋回G/加減速G/車速による自動制御のインプレッション ・加減速Gについて EDFC ACTIVEと変更がある点は特にありません。ただ、EDFC ACTIVEの車速制御との組み合わせで両方とも差分値の設定となるため、値設定の考え方の難易度が上がったと思われます。 加減速Gについては、EDFC ACTIVEの時の設定値から試しています。設定値については、調査中ですので、私の整備手帳にて別途公開します。
・車速による自動制御について EDFC ACTIVEと変更がある点としては、一番大きいのはGPSキットを購入しないとできなかったのに対して、EDFC ACTIVE PROはGPSキットがなくても、車速による自動制御を可能にした点です。 EDFC ACTIVE PROでは、別売りのGPSキットの正確な測位に基づいた車速データに加え、車両から取得した車速信号でも減衰力自動調整を行えるようになりました。トンネル内等のGPS情報が取得しにくい環境で減衰力自動調整が出来るようになった点が非常に大きな改善点だと思います。 また、EDFC ACTIVEが減衰調の絶対値指定だったのに対して、EDFC ACTIVE PROは、マニュアルモードで定義する基準値からの差分値を設定する点にも変更がありました。これにより、速度アレンジモード、速度リニアモードのいずれでも、マニュアルモードで10パターン設定した基準値をベースにして、加減速Gで増減可能になった点が進化した点といえます。 車速については、EDFC ACTIVEの時の実績があるので、自分の好みの設定を試しています。設定値については、調査中ですので、私の整備手帳にて別途公開します。
・旋回Gについて これはEDFC ACTIVEにはなかった新機能ですが、これはコーナーリングが楽しくなります。もちろん、Gの動きをみているだけでも面白いのですが、本来の目的であるコーナーリングもよりスムーズになります。 昔、三菱のアクティブヨーコントロール(AYC)という旋回性能を向上させたデフコントロールの車に乗っていたのですが、コーナーリングの感覚としてはとても近いように感じました。高速道路でも、クルコン入れたまま減速無しでコーナーを難なく曲がってました。ワインディングロードでも、ブレーキによる減速Gとの組み合わせにより足元がより締りがあるコーナリングを実現していると感じました。現段階では、TEINさんの標準設定値のままにしています。
・一般道でのインプレッション EDFC ACTIVEよりもEDFC ACTIVE PROの方がとにかく忙しく減衰調が動いています。加減速G制御や車速制御に加え、旋回G制御が加わるため、変動要素が多くなってます。少しのカーブでも減衰調がちょいちょい動きます。EDFC ACTIVEの時には低速域を硬めに設定しないとコーナーリングがツラかったのですが、旋回G制御があるおかげで、EDFC ACTIVEの時のように低速域を極端に硬めのセッティングしなくても、PROでは減衰調をコーナーリングに適した値に調整してくれます。ワインディングロードだとかなりの効果を発揮します。ここは言わずもがなですよね。
・高速道路でのインプレッション EDFC ACTIVEもそうなんですが、クルコンで走っているときには減衰調が固定されてしまうので、あまり意味がないかもしれません。 ただ、EDFC ACTIVE PROは外部入力があるため、高速道路ではわざと硬めにシフトさせて、多少路面の悪い状況でも跳ねないようにした方が良いです。そういう意味でも外部入力は使い勝手がとても良いです。
★旋回G/加減速G/車速による自動制御のレスポンスについて Gのかかっているときにそもそもコントローラーを見る余裕がないため、レスポンスについて細かくは分かりませんが、EDFC ACTIVEの時と同様に特に問題は感じません。
★ディスプレイ色変更機能とお車の内装とのマッチングについて EDFC ACTIVEの時と変わらないため、特に問題は感じません。私は黒背景に緑文字に見慣れているので、そのカラーリングを選んでます。自由に値指定で設定できるので、26万色が指定可能でRGBのあらゆるパターンのカラーリングが選べることはとても良いことだと思います。
★その他の機能の使い道や利便性について ※外部信号による減衰力制御/GPS時計表示/速度表示/G表示/緯度・経度・高度表示/トリップメーター ・外部信号による減衰力制御 EDFC ACTIVEにはなかった非常に楽しい機能です。TEINさんはこの機能をもっと推すべきだと思います。外部入力が2つありますので、4倍のパターンに組み合わせを増やすことができます。 人数が増えた時や荷物が多いとき、一人でスポーツ走行したい場合などあらゆる局面に対応できると思います。まだ取り付けていない方も是非ともつけてみてください。
・速度表示 EDFC ACTIVE時代から私はこの機能はよく使います。タイヤの外形が変わっているため、正確なスピードが目視で把握できてとても有効に使えています。GPSキットを付けていると使える機能なので、GPSキットを付けることをお勧めします。
・G表示 EDFC ACTIVE時代から同じ表示がありました。これも目視でGがわかるので今どのくらいのGがかかっているのかが分かりやすく表示されます。EDFC ACTIVE PROの場合は、コーナリングでのG表示に注目すると面白いです。
★EDFC ACTIVE PROの価格と機能のバランスはいかがですか? EDFC ACTIVEから3.3万円追加、という価格設定は、使う前は少し高い気がしました。しかし、使ってみると機能面ではそれなりの進化があるので、コストパフォーマンスは悪くないと感じました。 EDFC ACITVEからのバージョンアップ代 コントローラーバージョンアップ 2万円 シグナルコンバータ 1.3万円
★EDFC ACTIVE PROは使ってみて面白いですか? とても面白いです。外部入力と旋回G制御が加わったことで楽しみが増えました。EDFC ACTIVEを使っている方は是非アップグレードしてみてもらいたいです。
★EDFC ACTIVE PROはオススメできる製品ですか? 是非、オススメしたいと思います。外部入力機能を使いこなせばもっと楽しくなるので、TEINさんはもっとこの機能をアピールした方が良いと思いました!! |