メーカー:SUBARU
車種:BRZ
型式:ZC6
グレード:
年式:
駆動方式:FR
【インプレッション】
<MONO SPORT> ○スタイリングについてのインプレッション 車高は推奨値より+10mm(F-20mm,R-15mm)で装着しました。 前回取り付けたMONO FLEXは、使用半年(10,000km程度走行)で10mmほど車高が下がったため、その分高く調整しました。それなりにショックが慣れて、落ちてきたらもう一度調整予定。
○街中での乗り心地についてのインプレッション 減衰最弱を中心にすれば、街中の荒れた路面も非常に乗りやすくなります。
○高速道路での乗り心地および安定感についてのインプレッション 減衰中段よりやや上の方が乗りやすいですが、あまり強くするとハンドリングがピーキーになるので怖く感じます。
○ワインディングでのインプレッション 減衰中段程度が一番フィットします。最近の峠道でよく見られるスピード制御用の波状路では、減衰最強が一番走りやすいです。
○サーキットでのインプレッション MONO FLEXと同様、十分にスポーツ走行可能です。速度域が高くてもしっかりとロールを抑えてくれます。 街乗りで使いやすくなったからといって、サーキットでのパフォーマンスは全く遜色ありません。
○同乗者の方の乗り心地についての感想 あ、だれも乗せていないw(T_T) そのうち追加します。
○その他 MONO FLEXと違ってフロントの減衰調整が上側から出来るので、調整やEDFCモーターの取付がラクです。
○MONO SPORTはお友達にすすめられる車高調ですか? カバー範囲が広いので、街乗り、ワインディングがメインで、たまにサーキットという場面で使用する方にはおすすめです。 また、EDFC ACITVE PROとの共用で、そのパフォーマンスを最大限に生かすことができると思います。ただし、街乗り仕様で柔らかめのバネを使った車高調に比べると、はやりバネの堅さは感じます。 サーキットで使用することがないのなら、もう少しバネが軟らかい、STREET FLEXの方がよいかもしれません。
<EDFC ACTIVE PRO> ○コントローラのサイズや取付場所へのフィット感について(配線取り回し位置の自由度など) ・サイズ これ以上小さいと操作しにくく、大きいと邪魔になるので、ちょうどいいサイズです。
・取り付け位置 コントローラーは写真のポジション、ハザードスイッチ右側に両面テープで貼り付けました。Gへの反応も問題ありません。 私は穴開け加工して、コントローラーへの配線は裏からひっぱっています。電源フィルター、前後のコントロールユニット、制御ユニットの電源は、すべてコンソールボックスのシガーソケットの根本から取っています。(一部業者施工) 何らかのトラブルがあった場合に調査しやすいためだと思います。また、アースも取りやすい場所にあり、取り回しが便利です。ただし、ナビパネル、エアコンユニット、コンソールボックスなど周辺は一度すべて外す必要があります。
○旋回G/加速G/車速による自動制御(デフォルト設定の場合) ・一般道(ベース:64段戻し/64段、加速Gノーマル、旋回Gノーマル、車速ノーマル) 加速Gの自動制御はほとんど効果はなく、ブレーキを踏む度にモーターが動いてうるさいだけです。旋回Gもあまり効果は感じません。車が元々低重心でバネが堅いので、一般道の交差点ではほとんどロールしないためでしょう。 車速による制御はあった方がスピードが出たときに運転しやすくなります。
・高速道路(ベース:64段戻し/64段、加速Gノーマル、旋回Gダイナミック、車速ダイナミック) こちらも加速Gの自動制御はほとんど効果は感じません。 旋回Gはレーンチェンジの際に効果があります。スピード域が高いのでダイナミックの方がより効果があります。高速道路は一度乗れば速度に大きな変化がないため、自動制御を使わず、マニュアルで減衰を強くしておけば対応できそうです。
・ワインディング(ベース:64段戻し/64段、加速Gダイナミック、旋回Gダイナミック、車速ダイナミック) 加速旋回G,車速ともに制御の有無によってあまり変わりません。若干、運転しやすいかなという程度です。
・サーキット(ベース:32段戻し/64段、加速Gダイナミック、旋回Gダイナミック、車速ダイナミック) 旋回Gの制御があると、低速のヘアピンでの曲がりが楽になります。 ただし、ブレーキを長く残して回るようなコーナーではちょっと加重側が突っ張る感じがしました。
○旋回G/車速による自動制御(TEINデモカーセッティングの場合) ・一般道(ベース:64段戻し/64段ワインディング向け設定) こちらも加速Gの制御はあまりないです。あった方が、ブレーキング時の変動は少なくなりますが、煩雑に響くモーター音を考えると、不要かな。車速による制御はあった方がスピードが乗ったときに運転しやすく、初期設定に比べて違和感なく運転できます。
・高速道路(ベース:64段戻し/64段ワインディング向け設定) こちらも一般道と同様です。ベースをもう少し強くした方が、スピードが出たときの安定感は上がります。
・ワインディング(ベース:64段戻し/64段ワインディング向け設定) 加速旋回G,車速ともに制御の有無によってあまり変わりません。若干、運転しやすいかなという程度です。
・サーキット(ベース:32段戻し/64段サーキット向け設定) 旋回Gの効果がさらにあがり、低速ヘアピンで吸い付く様に曲がれます。コレ、すごい!ブレーキを残して曲がるときの突っ張りはまだ若干残っていますが、この辺はサーキットに合わせてアジャストできそう。
○旋回G、加減速G、車速による自動制御レスポンス パラメーターの変化に伴うレスポンスはとても良いです。ですが、モーター音がうるさい(特にリアは車の構造もあってか、良く響きます)のが玉に瑕です。
○ディスプレイ色変更機能とお車の内装とのマッチングについて 細かい配色や明るさの調節ができるため、どんな内装にもマッチすると思います。青内装にばっちり合わせることができました。
○その他の機能の使い道や利便性 *外部制御(サイドブレーキ連動)について 駐停車時にサイドブレーキを引く度にモーターが動くのが煩わしいです。サイドブレーキ連動は面白いシステムだと思いますが、外部制御使用のON/OFFがコントローラーでできるよう、ファームアップデート等で対応してもらいたいです。(サイドブレーキの連動値を0にすればイイだけの話なのですが) *EDFC ACTIVEとの比較 EDFC ACTIVEは車速制御の減衰調整が絶対数値だったのに対し、PROでは相対数値になったため、ベースの減衰力に合わせた幅広い対応ができそうです。
○EDFC ACTIVE PROの価格と機能のバランス 色々と機能がありすぎて、他のメーカーの類似商品と比べると割高感はありますが、キット内容からは価格相応だと思います。 旋回Gによる制御はサーキットでは素晴らしく、走行予定があれば、+2万円でEDFC ACTIVEからバージョンアップする価値はあると思います。 車速パルスから車速情報を取れるのであれば、GPSキットは不要だと思います(GPSの車速以外の情報を必要としない場合)。
○使ってみて面白いか 走行シーンによってダンパーに求める減衰力は異なります。最重視するシーンに合わせて減衰力を調節、固定し、それ以外のシーンは我慢する、というのが一般的だと思います。 EDFC ACTIVE PROをうまく使えば、シーンに合わせた調節が可能になり、我慢することが極端に少なくなります。この我慢の減少は、ドライビングの精神的、身体的負担の解消にも繋がり、結果として楽なドライビングが可能になります。 実際、実感できる効果は小さいのですが、その小さいものの積み重ねが、車両操作におけるストレスの軽減になるのでしょう。とても面白い商品です。
○おすすめできるか 我慢するポイントが無くなり、楽な運転が可能になるので、ダンパーの性能を最大限に生かしてドライビングを楽しみたいという場合におすすめ! |