オートヘッドライトレベリング機構装着車における注意事項

2006年1月の灯火器技術基準改正で、ディスチャージヘッドランプはオートヘッドライトレベリング機構(自動光軸調整機構)の搭載が自動車メーカーに義務付けられました。 オートヘッドライトレベリング機構を搭載した車両は、サスペンションアーム等にレベリングセンサー【写真9】が取付けられており、乗車人数や荷物の積載量による車高の変化に応じて光軸を上下させるメカニズムとなっております。

レベリングセンサーは車種により、フロントとリアそれぞれに付いている場合と、リアのみに付いている場合とがありますが、特にリアのみにセンサーが付いている車種においては、車高調やローダウンスプリングを装着して車高を下げた際、車両の後ろ側が沈みこんだと誤認識してヘッドライトの照射範囲を大幅に下げてしまい、夜間走行での視認性に支障が出るケースがございます。 こういった場合にはオートヘッドライトレベリング機構の初期化およびヘッドライトの光軸調整を行う必要がございます。詳しくは自動車ディーラー等にご相談ください。

また、オートヘッドライトレベリング機構が無い車種の場合でも、車高を下げるとヘッドライトの照射範囲は変化しますので、必ず光軸調整を行って頂くようお願い致します。