オートヘッドライトレベリング機構は、サスペンションに取付けられたセンサーによって、乗車人数や荷物の積み込みによる車高の変化を感知してヘッドライトの光軸を自動的に上下させる機構です。2006年1月には、灯火器技術基準が改正され、ディスチャージヘッドランプ装着車に、オートヘッドライトレベリング機構の搭載が義務付けられました。アコード ユーロR(CL7)も、この灯火器技術基準改正に対応するよう、オートヘッドライトレベリング機構を標準装備とする変更がなされました。
アコード ユーロR(CL7)のオートヘッドライトレベリング機構センサーは、左フロントのサブフレームとリアフロア下の2箇所に取付けられています。左フロントのセンサーは、位置決めブラケットを介してショックアブソーバと繋がり、ショックアブソーバの上下動から車高変化を検出するようになっています。そのためオートヘッドライトレベリング装着車の場合、フロントショックアブソーバは、純正ショックアブソーバから位置決めブラケットを取外して装着することが必要となりました。なおリアのショックアブソーバには、純正ショックアブソーバにも位置決めブラケットはありませんので、通常通り取付けていただいて問題ありません。
現在テインが販売しているアコード ユーロR(CL7)用ショックアブソーバは全て、オートヘッドライトレベリング機構装着車対応となっております。STREET BASIS/STREET ADVANCEの場合はオートヘッドライトレベリング機構の有無に関わらず、フロントショックアブソーバ取付けの際、純正位置決めブラケットを外して装着する必要があります。FLEX Z/ MONO SPORTをオートヘッドライトレベリング機構装着車に取付ける場合は、フロント位置決めブラケットの装着が必要となりますが、オートヘッドライトレベリング機構非装着車に取付ける場合は不要となります。