自動車を購入し、初めてハンドルを握った日のワクワク・ドキドキを覚えていますか？
テインのサスペンションに交換したとき、そんなワクワク・ドキドキを感じられるようなドライビングプレジャーをご提供することが我々の理想です。

1980年代初頭、ラリー王国とも呼ばれた神奈川でずば抜けた才能を誇る二人の若者。
市野諮と藤本吉郎。ともにラリーに出場する2人は大きな問題に直面する。
「俺たちの走りに耐えてくれるショックアブソーバが無い…」世に流通するラリー用ショックアブソーバに限界を感じた市野は「世の中に無いのなら、自分たちでショックアブソーバを作ろう！」そんな熱い想いから興した会社が「テイン」なのです。

テインは神奈川県横浜市に本社を置く、乗用自動車及びモータースポーツ用自動車のサスペンション製造販売会社です。1985年にサスペンション専門メーカーとして設立したテインは、創業以来自動車用サスペンションの企画・設計・製造・販売を行ってきました。
創業当初は完全受注で製作していましたが、1990年からオリジナルブランドでの設計・製造・販売を開始。1995年の規制緩和によって一般車でも自由にサスペンションが交換できるようになると、車高調整式ショックアブソーバ(車高調)の需要が一気に高まりました。
多様化する価値観の中、サスペンションを交換することによる、好みの乗り味や見た目へのこだわりに対するニーズに応えてきました。常にグローバルな視点をもち、ユーザーのニーズに応えるサスペンションメーカーとして2017年より世界戦略製品となる、純正形状ショックアブソーバ「EnduraProシリーズ」を発売しグローバルマーケットに投入しています。

世界各国の市場トレンドや需要の変化を把握するため、マーケットリサーチに力を入れています。地域特性やユーザーニーズを的確に把握し、地域毎に製品展開する企画力を備え、アフターマーケット向け高付加価値製品のマーケティングに特化しています。

純正にはない高付加価値機構H.B.S.(ハイドロ･バンプ･ストッパー)などに代表される特許技術を有し、世界各地の使用条件での実車テスト、モータースポーツへの参加などによるユーザー評価を通じて、サスペンションの研究開発に力を入れ、最新技術とノウハウを取り入れながら製品を進化させています。

日本と中国に自社工場を保有し、多品種少量生産に特化した独自の生産ラインを構築しています。生産設備の最適化や効率改善に取り組み、需要変動にも柔軟に対応できるよう生産計画の最適化を行っています。環境への配慮も重視しており、環境負荷を最小限に抑える生産への取り組みを通じ、サスティナブルな製造プロセスを追求しています。

日本だけでなく、北米、欧州、中国、タイなどに独自の海外販売拠点を有し、製品販売とサポートを効果的に展開しています。各地域の市場特性や顧客ニーズを的確に把握し、地域ごとに適切なマーケット戦略を展開。また、海外販売パートナーとの協力関係を構築し、販売促進やアフターサービス、製品保証を通じて顧客満足度を向上させています。

テインは設立以来、企画/開発/製造/販売を一貫して自社で行ってきました。それにより、自動車メーカー向け純正供給に縛られず完全独立メーカーとして確固たる地位を築いています。

カーアフターマーケット向けサスペンションの専門メーカーとして、「世界戦略に相応した品質、性能、価格の製品を作り上げ、アフターマーケット、プレミアム・リプレイスメント市場におけるサスペンション事業の売上高100億円を目指す。」ことを、⾧期経営ビジョンとして掲げております。

海外売上が6割以上を占める点からも、今後グローバル展開の強化を行ってまいります
海外拠点の拡大や海外向け車種ラインナップの拡充を強化いたします

世界戦略製品である純正互換高機能ショックアブソーバ「EnduraPro/EnduraPro PLUS」のラインナップ拡充に傾注するとともに、多様化するユーザーニーズに応えることができる製品群の開発も行ってまいります

世界的に急激に加速している自動車の電動化。従来のガソリン車より車重が重い傾向にあり、ショックアブソーバが持つ役割はより重要性を増していきます。自動車メーカーの垣根をこえた製品ラインナップや技術開発により電動化する自動車にも対応してまいります。

環境への影響を最小限に抑えるため、積極的な太陽光発電設備の導入による環境負荷の低減、エネルギー効率の向上、リサイクルや廃棄物削減、環境マネジメントシステムの導入、ISO 14001認証を取得し環境への配慮に取り組んでいます。また、従業員の働き方改革も推進し、柔軟な働き方やワークライフバランスの実現にも取り組んでいます。